【特集】中央本線特急型、最後の冬を追う Vol.1
特急型車両、世代交代のカウントダウン
ついに来ました。
来年3月に現行車両「E351系」引退 スーパーあずさ、新型に http://www.sankei.com/photo/story/news/171029/sty1710290001-n1.html
「あずさ色」189系の最終列車 JR東がツアー:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24493430R11C17A2L83000/
12月にE353系デビュー。そして来年1月に189系M50編成、3月にE351系の引退。E257系も近いうちに伊豆特急へ転用されるようです。
毎週末、中央線を3種の特急型が走る見慣れた光景ももうすぐ終わり。E353系の新時代が始まります。
これから数回にわたって”色々な形で”、中央本線特急用車両のこれまでとこれからを追った記事をまとめていきたいと思います。
M50の思い出
中央本線の特急の代名詞「あずさ色」をまとったM50。かつて中央本線にいた115系の長野色にも似た、雪国の特急を連想させるこの色は子供のころから見慣れていました。
撮り鉄を初めて最初に向かった土曜朝の多摩川。E257とE351がメインとなり十数年経った今でもあずさ色の189がまだ残っていたことにすごく感動したことを覚えています。
数年前は臨時特急運用によく入っていたようですがここ最近はホリデー快速富士山としての運用が圧倒的に多かったですね。 それもあってトタ189の中で順光のカットが一番少ない。ほかには金曜の快速富士山、青梅線発の鎌倉臨、修学旅行シーズンの日光集約臨や山貨試運転などでもその姿を見ることができました。
土日に立川や新宿に行くと当たり前のようにいたM50。国鉄型特急がむしろここまでよく走り続けたという思いもある一方引退してしまうのはやはり寂しいものです。
M50の現在は・・・
11月下旬に引退が発表され、12月 はついにホリ快含むどの運用にも入らなくなりほぼ休車状態に。廃車前の走行距離調整や幕更新の手間を惜しんだ(12月から5号車もホリ快の指定席に)、撮り鉄対策など様々な憶測が飛び交ってます。
(12.24 豊田にて幕更新。ホリ快運用復帰確認しました。)
そんなM50ですが、現在は豊田車両センターで同じ位置でひっそりと佇んでいます。キットレンズやコンデジなど口径の小さいレンズであればこのようにフェンスの網を気にすることなく撮影もできます。
引退間近の車両というと駅や有名撮影地など各地で葬式鉄が群がり荒れるのがお約束ですがこういうひっそりした葬式鉄も悪くないものです。
豊田駅から徒歩20分。この冬はぜひ、M50に会いに行ってはいかがでしょうか。
Vol.2はこちら。私も何度も撮影してきたあの車両に乗車・・・?
-おわり-